看護学科
3年間で国家試験受験資格を取得し、看護師を目指す学科です。
看護職には、「看護師」「保健師」「助産師」があり、医療サービスにおいては専門の知識・技術を用いた実践者として、保健サービスにおいては地域に根ざした保健活動コーディネーターとして、福祉サービスにおいては障害を持つ人々の生活の支援者として、社会に認められています。
看護師は医療・福祉のあらゆる分野で幅広く活躍できます。
【3年課程・男女/定員40名】
看護師への道のり
卒業時に取得できる資格
- 看護師国家試験受験資格
- 保健師学校受験資格
- 助産師学校受験資格
- 大学編入資格
卒業後の主な就職・進学先
■就職
- 病院・クリニック
- 市町村医療センター
- 訪問看護ステーション
- 特別養護老人ホーム
- 教育機関
- 老人福祉施設
■進学
- 助産師養成所
- 保健師養成所
- 大学編入
学校の特徴
充実した学習方法
カリキュラム
【1年次】生命の尊さ、人体の構造と機能、看護の基本について学びます。
4月 | 宿泊研修 |
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5月 | 看護の日特別講義、基礎看護学実習Ⅰ-1 |
7月 | 地域・在宅看護論実習Ⅰ |
12月 | 基礎看護学実習Ⅰ-2 |
【2年次】授業も進み、より専門的な看護を学びます
7〜8月 | 老年看護学実習Ⅰ |
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9月 | 校外研修 |
1月 | 基礎看護学実習Ⅱ |
【3年次】長期の実習と国家試験対策。看護師になる目標に向かい進みます。
4月~7月 | 対象特性別看護学実習 |
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9月~11月 | 対象特性別看護学実習 |
12月 | 看護研究発表 |
2月 | 看護師国家試験 |
カリキュラム詳細(3年間104単位)
基礎分野
教育内容 | 授業科目 |
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科学的思考の基盤 |
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人間と生活、社会の理解 |
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専門基礎分野
教育内容 | 授業科目 |
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人体の構造と機能 |
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疾病の成り立ちと回復の促進 |
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健康支援と社会保障制度 |
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専門分野
教育内容 | 授業科目 |
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基礎看護学 |
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地域・在宅看護論 |
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老年看護学 |
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成人看護学 |
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母性看護学 |
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小児看護学 |
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精神看護学 |
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看護の統合と実践 |
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臨地実習 |
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学内実習

車イス移動
学生が患者様の気持ちを理解するために、実際に車イスに乗る体験をし、移動の援助をすることでスキルを高めます。

沐浴
生まれて間もない赤ちゃんは抵抗力が弱いため、ベビーバスを活用して入浴を行います。スキンシップが赤ちゃんとの絆を結びます。

フィジカルアセスメント
人間同様に、脈も血圧も測れるモデル人形を活用し、観察や測定を行い、看護を行います。

BLS
心肺停止の緊急時における看護の役割を学びます。モデル人形で、AEDを活用した一時救命処置の方法を実施します。

技術演習
装着型のモデルを多く採用し、実際に患者体験を行うことで患者様の心に寄り添う力を養います。
その他の実習
- バイタルサイン測定
- 体位変換・移乗動作
- 排泄介助
- 洗髪と清拭と寝衣交換
- スタンダードプリコーション
- 無菌操作
- 静脈血採血
- 筋肉内注射
- 皮下注射
- フットケア
- OSCE(客観的臨床能力試験)
経験型実習を導入(臨地実習)
「対話」を大切にし、学生の思考からスタートする教授方法で、経験したことを振り返り、看護の視点でその意味づけを行います。
小林市小林市立病院
えびの市えびの市立病院
高原町国民健康保険高原病院
小林市医療法人養気会 池井病院
小林市医療法人東陽会 整形外科前原病院
小林市特定医療法人けんゆう会 園田病院
在校生の声
自分たちで考える力を身につけることができる学校です
私たちの学年は、社会人入学の方が多く幅広い年代の人と関わることができます。
また1年生から3年生までの少人数のグループで活動する時間もあるため、先輩方に学校のことや勉強方法を教わりました。
毎週金曜日には国家試験の問題が配信されます。問題を解いてやり直しをすることで1年生の頃から国家試験を意識して対策ができます。
私は高校で介護について学んでおり、演習も行っていました。しかし、先生のデモストレーションを見て練習をしていた高校時代とは違い、コバカンでは自分たちで援助計画
を立てて練習を行います。
グループで話し合って工夫、改善をしながら練習を行うことで考える力を身につけることができました。
看護学科1年生 池牟禮 朱梓さん(小林秀峰高等学校出身)
勉強も遊びも両方充実した学校生活
2年生では、授業内容がさらに専門的になり、1年生で身につけた知識を活用し、病態や疾病、それに対する看護をより深く学ぶようになります。
また、技術演習の内容も静脈内注射や導尿など正確性が伴われるものが増え、放課後に練習をする日が多くなります。
そのため、大変だと思う日もありましたが、グループで話し合いながら協力したり、分からないことがあったら一緒に考えてくれる友人や先生のおかげで乗り越えることが出来ました。
また、大変なことだけではなく校外研修など楽しい行事もあります。校外研修では鹿児島県の米盛病院に行き高度医療救急の現場を近くで見て感じ、学ぶことができました。
そして、2日目にはUSJに行き一日中遊んで、沢山の思い出ができました。勉強も遊びも両方充実した学校生活を送ることができるからこそ、頑張れたと思います。
看護学科2年生 吉田 百香さん(都城西高等学校出身)
知識の点と点同士がつながることの楽しさを知りました
高校時代は男子だけのクラスだったこともあり、入学時は女子が多いクラスに馴染めるのか不安がありました。
しかし、学校祭や校外研修などの行事、授業内のグループ学習などを通じて距離が縮まり、それぞれの人間性も理解できたため、良い関係を築くことができました。
3年間を通して、人とうまく関わっていく方法を学ぶことができ、働き出してからも役にたつ経験ができたと思っています。
電気科からいきなり看護科に入学したということで、勉強面でも不安がありました。しかし、基礎的な知識を授業で学び、実習で経験を積んでいく中で、自分なりの看護観が見つかって知識
の点と点同士がつながることの楽しさを知ることができました。
そのため、意欲的に学習に取り組むことができました。学習する習慣を1・2年生のうちから身につけておくことで、国家試験に向けて勉強する時も難なく進めることができたと感じています。
1人でわからない時は、先生方やクラスメイト、先輩方に相談すると、嫌な顔せず優しく一緒に考えてくれたため、とても助かりました。
3年間を通して、自分の好きなことや興味のあること、気になることにチャレンジする機会を多くいただき、苦手な部分は先生方やクラスメイト、先輩方と協力し補い合いながら
乗り越えることで人として大きく成長できたと思います。
看護学科1年生 池牟禮 朱梓さん(小林秀峰高等学校出身)